生後2～3か月頃まで、お母さんの胎内で受けていたホルモンが原因で、主に顔に発症する乳児湿疹ですが、治療法としてはしっかり洗ってあげることが有効です。
しかし、顔を石鹸で洗うのは少し勇気がいると思います。
目の周りに乳児湿疹が出来てしまった場合、特に石鹸の使用に注意が必要です。
経験がありますが、無理に石鹸を使い、もしも目に入ってしまうと、赤ちゃんはパニックになったように泣いて暴れます。
仕方ないと思いやり続けると、顔を洗うことはもちろん、お風呂に入ること自体を嫌いになってしまう可能性があるので、無理に洗わなくても良いと思います。
もし気になるようでしたら、皮膚科や小児科の先生に対処法を相談すると良いと思います。
目に周りの湿疹は？
赤ちゃんの目の周りには、湿疹が出たり赤くなったりしやすいようですが、出来る湿疹のすべてが乳児湿疹ではありません。
中にはアレルギー反応や乾燥、アトピー性皮膚炎などが原因で出る湿疹もあるそうです。
アレルギー反応
赤ちゃんが直接摂取したミルクや離乳食や触った石鹸以外にも、妊娠中のお母さんが食べた物の成分や母乳をあげる前にお母さんが食べた物の成分が赤ちゃんに合わず、に栄養分などと一緒に間接的に摂取してしまうことで出る可能性もあるそうです。
これらは、時間が経って、体内からアレルギーの原因になった成分が出て行けば治ります。
また、アレルギーに関しては、血液検査をすることで原因がわかります。
成長すれば出なくなるアレルギーもありますが、それまでの間摂取することを控えるためにも、原因がわかると安心です。
乾燥
乾燥で赤くなってしまった場合、清潔を心掛けて洗いすぎると、余計に悪化する可能性があります。
ガーゼなどの柔らかい布を濡らし、きつく絞ってから拭いたあと、オイルやワセリンなどを薄く塗ってあげることで、保護することが出来ると思います。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎という言葉はよく聞きますが、何が原因で発症する病気なのか、わかっていないそうです。
何らかの原因によって慢性的に起こる皮膚炎で、遺伝によって発症する可能性もあるそうですが、100%ではありません。
また、アトピーは原因がわからない以上、防止や治療が難しく、安易に放置してしまったり、自己判断での処置によって悪化してしまう可能性があります。
皮膚科などの専門の病院で診察してもらい、どう対処すべきか、アトピーとどう付き合っていくかを相談してください。
赤ちゃんの目の周りは特に敏感な場所です。
放置することなく、しっかり対処してあげましょう。
