目のふちが腫れて痛い…。ものもらいの可能性?できものや赤い水ぶくれの原因や対策



強い光に当たる、薄暗い所で本を読む、パソコンやスマホを長時間いじる。そんな時に目が疲れて、充血したり、目のふちが痛くなったりする時ってありませんか? イラスト作成が趣味の私も、ついつい深夜まで描いてしまって目を傷めるときがしばしば。
きょうはそんな「目のふちが痛い」症状について、少し調べてみました。
eye-716008_640

ぼーちゃん
ぼくも昨日から目のふちが痛いんだ。どうしてかなぁ?
もじゃ子
少し腫れているわ。きっとゲームのやり過ぎよ。

麦粒腫とは

目のふちが痛くなる原因ですが、第一に考えられるのが麦粒腫(ばくりゅうしゅ)です。一般的な呼び名は「ものもらい」ですが、地方によっては「めぼう」「めばちこ」等の呼び名があるようです。(以下、麦粒腫で統一しますね)
さて、麦粒腫になる原因ですが、黄色ブドウ球菌という細菌が原因になることが多いようです。黄色ブドウ球菌は通常だれもが持っている常在菌で、常に粘膜や皮膚の上にいるものです。ところが体調不良や疲労、ストレス等で体の抵抗力が低くなってくると、黄色ブドウ球菌の活動を抑え切れずに麦粒腫になってしまいます

麦粒腫にならないために

体調不良や疲労、ストレス等で体の調子がいま一つだな…と感じる時は、以下のことに気をつけてください。
●細菌繁殖の温床にならないように、洗顔で汗やメイク等をしっかり落とす。
●脂腺や汗腺をふさがないように、目のふちギリギリまでメイクするのを止める。
●汚れた指やタオルで目の周囲を触らない。
●洗浄が十分でないコントクトレンズは使わない。
●前髪が目にかからないようにする。
●刺激の強い食べ物や、アルコールを控える。

麦粒腫の症状

麦粒腫になると、以下のような症状が現れます。安静にしていれば自然に治ってしまうこともあるのですが、放置してこじらせる前に専門医の診察を受けた方が無難です。
●まぶたが赤く腫れて、かゆみや痛みを感じる。
●腫れがひどく、瞬きをすると痛い。
●目が充血していて、ゴロゴロする。
●ひどくなると耳の近くのリンパ節が腫れる。

eye-211610_640

麦粒腫の治療法

一般的な麦粒腫の治療法としては、抗生物質の点眼眼軟膏の処方があげられます。加えて、化膿を抑える手段として抗生物質や消炎剤の服用となる場合もあります。また、化膿が進んでしまった場合の対処として、小さく切開して膿を出してしまう、という方法が採られる場合もあります。

ぼーちゃん
手術なんて怖いよう。
もじゃ子
薬で治せるように、お医者様に相談してみたら?

まぶたの裏に水泡ができて痛い

麦粒腫とはやや違った症状で、目のふちやまぶたの裏側に小さな水泡ができて痛む時があります。これは体力の低下によって単純ヘルペスウイルスが引き起こした障害であることが考えられます。発熱や激しい頭痛を伴って小さな水泡ができたり、片目だけに症状が現れたりした場合がこれに当たります。このような場合はすみやかに専門医の診察を受けるようにしてください。

あなたにオススメのコンテンツ