私の地元は長崎ですが、先日県外から知人が訪ねてやってきました。一通り市内を案内した後、お土産を持たせてあげることになりました。そこで気になるのが人気の有無、できるだけ評判の良い物を持たせてあげたい気持ちがします。
今日は長崎空港で販売されているお土産のランキングを、独断と偏見も交えつつ調べてみました。
第1位:長崎カステラ
長崎と言えばカステラ。誰が何と言おうとお土産品の王者です。ザラメ糖や卵黄の効いた定番スイーツで、しっとりフワフワの食感が他の追随を許しません。歴史も古いお菓子であり、長崎市船大工町に本社を持つ福砂屋は、なんと創業1624年。江戸の昔から食通の舌を楽しませています。近年はチョコレートや抹茶等の風味を加えた商品も売れ行きを伸ばしており、味の違いを楽しむことができます。お値段は¥1,000から¥1,999。持ち運びにやや重いところが玉に瑕ですが、一番人気は疑うところがありません。
いただきものの福砂屋のカステラが美味すぎて5分で消滅した(p_-) pic.twitter.com/dkgGynCmlw
— km @nana (@arikawahiroshi1) 2015, 10月 12
第2位:フォンダン・フロマージュ
牛乳とカマンベールチーズを合わせたカスタードクリームが人気の、新顔スイーツです。とろりとしたクリームを包むスフレケーキにもチーズクリームが効いているのですが、その味は濃過ぎることもなく、程好い感じの濃密さを味わえるお菓子ですね。お値段は、直径12㎝のもので¥1,620。こちらもお土産に手頃な金額です。
第3位:角煮まんじゅう
厳選された豚肉を醤油タレでじっくり煮込んだものを、やわらかな生地のまんじゅうで挟んだ食べ物です。そもそも角煮とは長崎の郷土料理である卓袱(しっぽく)料理の一品で、東坡煮(とうばに)と呼ばれるものでした。これを何とか食べ易くして売り出せないかと考え出されたのが、ジューシーな角煮をほんのり甘味のあるまんじゅう生地で挟んだ角煮まんじゅうです。
見た目のインパクトはなかなかのものですが、豚肉はタレにつけ込んで煮込む前に一度水煮してあるので、余分な脂が取り除かれてあっさりしています。お値段は3個入りが¥1,350で、5個入りが¥2,150になっています。
こっちが本物の角煮まんじゅう pic.twitter.com/kOgl8J7Z0n
— おじゃがー (@jaga_mohu) 2015, 10月 12
第4位:月餅(げっぺい)
月餅とは、クルミや松の実を練り込んだ餡を柔らかい生地で包み、木型で押して焼き上げたお菓子です。発祥は中国で、旧暦の8月15日の中秋節に月見の席で食べられていたものでした。小さめの月餅1個で221Kcalと少々高カロリーなスイーツではあるのですが、餡にクルミや松の実等のナッツ類や胡麻油が使われているため腹もちが良く、朝食や昼食に置き換える等のダイエット方法にも使われるお菓子です。お値段は10個入り¥1,080です。
@nyakoraku
スーパー月餅ターイム! pic.twitter.com/9xAothLkjm
— 歌川 猫楽 (@nyakoraku) 2015, 10月 11
第5位:一○香(いっこうこう)
長崎銘菓の一○香は、見た目はふっくらとしたおまんじゅうなのですが、かじってみると中は空洞の不思議なスイーツです。独特な製法を用いており、焼く前に生地に包み込んだ餡が、焼き上がった後は生地の裏側に張り付くためにこうなるのです。一口食べた際の香ばしさが絶品であることから、一○香と名付けられました。お値段は5個入り¥540となっています。
中が空洞になっているのが面白い! 長崎・茂木菓子司の「一○香」(いっこうこう)。ぱりっ、というお煎餅のような食感の後、しなっとした、薄い飴を噛むような感触がやってきて最高。美味で癖になります。ゴマの香りもいい! pic.twitter.com/jwC3Ndjzug
— moto (@mocchan24) 2015, 9月 27
楽しい旅を締めくくるのがお土産選び。長崎空港にお立ち寄りの際は、このランキングを思い出していただければ幸いです。