赤ちゃんの下痢の判断基準
良く具合が悪くなって熱を出した時や、注射や薬を飲んだ後に「下痢になったら教えてね」と病院で言われることがありますが、離乳食が始まる前の赤ちゃんは、ほとんどが柔らかい便です。
そんな赤ちゃんの”下痢“って、どう判断しますか?
私が小児科の先生に教わったのは、”いつもよりはるかに緩く、水っぽい“、”いつもより回数が極端に多い“という2つの判断基準です。
注意する下痢
赤ちゃんの下痢で心配なのが、”機嫌が悪く、泣き止まない“、”飲む量食べる量が極端に少ない“、”発熱、嘔吐、発疹など他の症状が出ている“、”便の色が白や赤などいつもと違う“などの症状がある時だそうです。
こういった症状がある時には、何かの病気を発症している可能性があるので、病院へ行ってください。
下痢の対処法
下痢になってしまった時の対処法ですが、特に暑い夏に心配なのが、下痢による脱水症状です。
脱水症状を起こさないために、水分をしっかり補給してあげてください。
また、下痢の量や回数が増えると、お尻が被れてしまうことがあるため、シャワーや座浴で綺麗にしてあげましょう。
ペットボトルにお湯を入れて、おむつを替える時にお尻にかけてあげるのもおすすめです。
もしも離乳食を始めたお子さんの場合には、消化に良い物で水分も一緒に摂れるお粥や野菜スープなどをあげると良いと思います。
冷たい物はなるべく避け、暖かい物をあげるとより良いと思います。
便の色
下痢をしたとき、白や赤の便が出ている場合は特に注意です。
白や赤の混じった便は、感染症の疑いや、臓器の機能に問題がある可能性があるため、すぐに病院での診察を受けてください。
しかし、色が普段と違う便が、すべて異常というわけではありません。
黄色や黄白色、緑や濃い緑、白いプツプツが混じった便に関しては、異常ではありません。
私の娘が時々緑色の便をするのですが、便に混ざっている胆汁が酸化する事によって緑色になるそうで、全く問題はないと病院で言われました。
判断に困ったときは、写真を撮って病院で見せ、判断してもらうと良いと思います。
下痢の予防
大人と同じで、おなかが冷えることで胃腸の働きが弱くなり、下痢になりやすくなります。
そのため、暑い時期にも腹巻やスリーパーなどをうまく利用し、おなかを温めてあげることは効果的だと思います。
また、冷たい飲み物や食べ物も、小さいお子さんには刺激が強すぎます。
飲み物は常温に戻すかお湯を足してから飲ませたり、冷たい食べ物は極力避けてあげましょう。
また、離乳食を始めたばかりのお子さんは、胃腸の働きがまだ未発達なため、すぐに下痢を起こしやすい子もいると思います。
新しい物を食べさせて下痢になった場合には、下痢が改善するまでその食材は避けましょう。
また、糖分が多い物や乳製品は、特に消化が追い付いていないため、無理をせず、ゆっくり進めてあげてください。