これからの季節、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行します。
感染症が悪化してしまったり、細菌が原因で起こってしまう病気の一つに気管支炎があります。
大人がなってしまっても辛い気管支炎ですが、赤ちゃんもかかってしまう可能性があります。
赤ちゃんがかかってしまった場合、どんな方法で治すことが出来るのでしょうか。
気管支炎とは?何が原因?
気管支炎とは、ウイルスや細菌が気管支の表面で炎症を起こすことで発症する病気です。
一般的には、風邪をこじらせてしまうことで、のどの炎症が気管にまで広がってしまうなど、ウイルスが原因の場合が多いです。
最初風邪をひいたときは「コンコン」と軽めの咳だったのが、痰が絡んだような「ゲホゲホ」や「ゴホゴホ」といった重い咳に変わります。
1日中重い咳が止まらなかったり、数日間続く場合には気管支炎を疑ってもいいと思います。
なんか息する度にゼロゼロ変な音がするなーと思って再度病院にかかったら軽い気管支炎になってました。風邪のあと咳だけ長引くなーって人、呼吸する度に何か変な音がするなーって人はどうぞ自分のように面倒くさがらず早めに病院へ…(;´ω`)
— コースケ(GANGSTA.7巻発売中) (@go_kohske) 2015, 8月 27
咳が止まらず病院に行ったら気管支炎と。筋肉痛になるほど咳が止まらなくてツライという気持ちよりも、おっさんみたいな変な咳を早く止めたいという気持ちの方が強くてツライ(OvO;)
— Eriko Hashimoto (@erico912) 2015, 8月 25
中には、マイコプラズマなどの細菌が原因になることもあります。
気管支炎の症状は?
気管支炎の症状には、高熱や咳、痰の増加があります。
また、症状が重い場合には、通常の風邪よりも体力を消耗します。
赤ちゃんがかかってしまった場合、38~39度の発熱や、酷い咳や痰が増えるなどの症状がみられる他、体力を消耗することによって、食欲がなくなったり、顔色や機嫌が悪くなったりします。
熱や咳は数日続く可能性があります。
特に2歳未満のお子さんがかかってしまい、咳が酷い状態が続くと呼吸困難になってしまう可能性や、さらに重症な細気管支炎や肺炎を起こしてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
赤ちゃんが気管支炎になってしまったら?治し方は?
2歳未満のお子さんは、気管支がまだ未熟なため、痰が多く出た場合は呼吸をするときに、「ゼーゼー」と音がする場合があります。
喘息の場合も同じような音がするため、心配になったらすぐ病院へ行きましょう。
また、呼吸の回数が多くなったり、肩で呼吸をするような症状が見られた場合にも、気管支炎の可能性があるので病院で診察をしてもらってください。
まずは安静が一番です。
風邪が原因で発症してしまった場合には、直接効果のある薬がありません。
熱や咳、痰などそれぞれの症状に対する薬を使って治療します。
また、気管支炎になってしまった場合は水分を多くとらせてあげましょう。
熱で体力と同時に水分も奪われていってしまうため、脱水症状になる可能性もありますし、水分を取ることで痰が柔らかくなる効果があります。
白湯やベビー麦茶などを少しずつこまめに飲ませてあげてください。
最後に
風邪が原因でも発症してしまう病気です。
“ただの風邪”と思って放っておくと、気管支炎など重症化する場合があるので、小さいお子さんのいるご家庭は早めに病院へ連れて行ってあげることをおすすめします。