スプレー缶の処分はある程度ためてからする人が多いようですが、結構面倒な気分になるようですね。スプレー缶の中には、LPGなど可燃性のガスが入っているので、ガス抜きなど取扱いに十分注意しないと、引火・爆発事故が起きるケースもあります。
うぐぐぐ…なんやかんやあるスプレー缶処分しなきゃ…中身出すのめんどくさいなぁ…/(^o^)\
— Veronica@超低浮上 (@Veronigaru) September 5, 2015
引火・爆発事故を防ぐ為の注意点は
・室内で大量に使用しない。
・ストーブなど火の気の近くで使用しない。
・使用目的以外の使用をしない。
・完全に使いきってから捨てる。
・穴を開けるときは、屋外の安全な場所で行う。
・空になっても絶対火の中に捨てない。
・炎に向けて使用しない。
・ファンヒーターや暖房機の側で使用しない。
スプレー缶をゴミに出す方法
1)中身を使いきるか、中身を出して缶を空にします。 缶を振って音を聞いてみ下さい。中身が残っていると「シャカシャカ」とか「チャプチャプ」といった音がします。
2)ほとんどのスプレー缶にはガスを出し切るため、ガス抜きキャップが付いています。製品に書いてある“ガス抜きキャップの使い方”をよく読んで下さい。「ガス抜きキャップ」がない場合は、ボタンを押してガスを完全に抜きます。
3)作業は火気のない風通しの良い屋外でします。部屋の中でガスを抜くと、近くの火気や静電気で引火することがあり危険です。
4)抜くガスは、ティッシュや新聞紙などに吹き付けることで、周囲への飛び散らないようにしましょう。
5)キャップ(ふた)や噴射のためのボタン等、プラスチックを取り外して本体と分けてください。
*エアゾール製品は、容器が丈夫でしっかり密閉することができる構造になっているので、使いきるまで安全ですが、多くの製品は、液化石油ガス(LPG)やジメチルエーテル(DME)などの可燃性ガスを噴射剤として使用しています。そのため、中身が残っているエアゾール製品の容器に、不用意に穴をあけたり、中身を捨てずにゴミに出すと、火災や破裂事故につながることがあります。
不用意に穴をあけるって具体的にはどういう行動?
例えば、キッチンでのガス抜きは引火の恐れがあり、たいへん危険ですので絶対に止めましょう。
エアゾール製品に含まれている可燃性の液化石油ガス(LPG)やジメチルエーテル(DME)は空気より重いためシンクの中に溜まります。火の気の多いキッチンでは思わぬ火種により引火する危険があります。
中身がたくさん残っている場合のガス抜きの実例
ガスが少量ならまだしも、かなり中身が残っている場合のガス抜きってちょっと戸惑いますよね。実際みなさんはどのようにされているのでしょうか?もちろん場所は火気のない庭やベランダなど戸外でして下さいね。
1.まず大きめのゴミ袋やレジでもらう袋・ぼろ切れ、新聞紙、トイレットペーパーなどスプレー缶の中身を染みこませるための使えるものを用意します。
2.マスクや手袋もあれば、着用したほうがいいでしょう。
3.ゴミ袋などの袋にボロ布等を入れます。新聞紙を使う場合は軽く丸めるか、細かく割いてから袋に入れてください。トイレットペーパーを使う場合は、ロールを引き出して袋に入れます。
4.ゴミ袋の中にむかって、ガスがなくなるまで、スプレー缶の中身を吹き付けます。シューという音が消えるまで続けてください。
噴射したガスが袋に溜まらないように袋の口は広げた状態で吹きつけてください。
風の強い日は、風向きに気をつけて、自分にかからないように噴射に気をつけてください。
5.スプレー缶の中身を噴射したゴミ袋は、燃えるゴミに出します。ゴミ袋は匂いが少し残るので、できればゴミ収集日の前日に行うといいですよ。
便利なガス抜き器
通販でガス抜きが簡単にできるツールも販売されています。
<スプレー缶のガス抜き器 ガスヌキマウス>
<ガス抜きUFO>
まとめ
自治体よっては、穴を開けないでそのままゴミ収集日に出すところもあるようですね。袋に「スプレー缶」と分かりやすく記載しておくことで、専門業者が処理をするそうです。
過去に缶に穴を開けている最中、何かに引火して爆発事故があっったことから危険だと考えての判断だと思われます。
まずは、住まいの自治体のスプレー缶の処分方法を確認することをおすすめします。