先日見たニュースで、東北地方から北海道にかけて台風接近と報じられていました。それでふと頭に浮かんだのが、青森のリンゴです。強風で打撃を受けていないでしょうか?
毎年すごく美味しいので、台風のせいで品薄になるのは困ります。うちの犬も大好きなおやつで、鼻先にちらつかせてやるとすごく言うことを聞いていましたので。
というわけで、今日は犬にリンゴを与えてもいいのか、少し調べてみました。
栄養豊富で与えても大丈夫
リンゴに含まれている栄養素には、疲労回復に効果があるビタミンC、体を動かすエネルギーになるブドウ糖、腸内環境を整える食物繊維であるペクチンやセルロース、利尿作用があるカリウム、ビタミンAに変換されて免疫力アップにつながるβ‐カロテン、貧血予防や細胞再生を促す働きの葉酸等があります。糖質が多い事が気になりますが、リンゴに含まれている成分のうち、犬の体に害になるようなものはありません。
落ち着きのない犬にお座りをさせることも、伏せをさせることもできる
そう、Apple があればね pic.twitter.com/BKEeBX3LIw
— Shoya (@luckyshoya04) 2015, 10月 1
どれくらいが適量なの?
犬の体格にもよりますが、中型犬の場合で1日に与えても良いと言われる量は、20g程度と言われています。目安としては、だいたいリンゴの4分の1くらいの量になりますね。また、リンゴの皮も栄養素が非常に豊富です。リンゴは皮ごと与えても大丈夫な果物ですが、大きい塊を丸ごと飲み込んで喉や内臓に詰まらせる恐れがあるので、与える際は細かく刻むか、すりおろして与えた方が無難です。
これだけは注意して!
リンゴは、犬に安心して与えることができる食べ物ですが、注意すべき点もいくつかあります。
まずはアレルギー。ごくまれな事例になりますが、リンゴに対するアレルギー反応を持つ犬もいます。初めて与える場合はごく少量にして、しばらく様子を見てあげてください。
また、胃腸が弱っている犬の場合、リンゴに含まれている食物繊維のせいで下痢や嘔吐の症状を現すことがあります。その時の犬の体調により、与える量を加減してあげてください。
最後になりますが、リンゴの葉や茎、種には中毒性のある成分が含まれています。犬に与える際は必ず取り除いて、果肉だけにしてください。
なお、リンゴを与えたことで犬に何らかの異常が見られた場合には、すみやかに動物病院へ相談してください。
適量や注意点を守りさえすれば、リンゴは犬に安心して与えることができる食べ物です。
最近は一年を通じて店頭に並んでいる果物でもありますので、愛犬とともにどうか楽しくリンゴを味わってくださいね。