身長を伸ばす食べ物とは？大事な栄養素や成長因子の関係

僕が子供の頃には、「身長を伸ばすにはカルシウムをとれ！」が合い言葉でした。
そりゃあ食べましたよ。朝晩しっかり小魚や海苔をムシャムシャと。
それでもその効果は？　と聞かれると、「あまりなかったね…」とお答えするしかないありさまです。
身長を伸ばす食べ物って、果たしてこの世に存在するのでしょうか？
そこで今日は、成長期の子供の身長を伸ばす食べ物について、少し調べてみました。

グーンと背が高くなれば、女の子にモテるかなぁ。

たぶんね。でも、それだけじゃないのよ。

欠かせない栄養素は？

成長期における子供の身長を伸ばすために欠かせない栄養素として、筆頭に挙げられるのはタンパク質です。
タンパク質は骨や筋肉を作り、成長ホルモンの分泌を促すために必要不可欠な栄養素です。また、カルシウムやマグネシウム、亜鉛も成長に必要な栄養素とされています。
ちなみに、成長期の子供は、大人よりも沢山のタンパク質を摂る必要があるそうです。
12歳から14歳の子供の場合、男児で85ｇ、女児で70ｇのタンパク質を摂るように推奨されています。
成人男性の場合は70ｇ、女性の場合は55ｇのタンパク質で十分とされていますので、いかに多量のタンパク質が必要であるかがわかると思います。

成長因子ＩＧＦ-1

身長を伸ばすためには、ＩＧＦ-1という成長因子が深く関わっていることがわかっています。成長するためには骨の先端にある軟骨細胞が増殖する必要があるのですが、ＩＧＦ-1の血中濃度が高いと軟骨細胞の増殖が進むことが明らかになっています。
成長するためには、炭水化物や脂質、ビタミンなど厚生労働省が提唱する各種の栄養素が必要ですが、その中でもタンパク質とカロリーをしっかり摂取することによって、ＩＧＦ-1の血中濃度を高めることが必要なようです。

具体的にはどんな食べ物？

タンパク質とカロリーを多く摂るためには、下のようなメニューがおすすめです。
ビーフカレー・シチュー・ステーキ・ハンバーグ・ロースカツ・ミートソーススパゲッティ・カルボナーラ・麻婆豆腐
もちろんこの他にもありますが、いずれも子供の好きな食事ですよね。
もしかしたら、子供の体が求めるものが沢山含まれているので、無意識のうちに人気があるのかも知れませんね。