フィリピンでは、 The Tree of life(生命の木)”と呼ばれているココヤシ!
現地では昔から食用のほか、ココヤシは生活に欠かせない植物です。
人気のココナッツオイルのチョット気になる健康と美容の効果・賞味期限などをまとめてみました。
ダイエットに効果
人間が動くときに使うエネルギー源にはブドウ糖とケトン体の2種類があります。
●ケトン体とブドウ糖のエネルギーの燃焼の違い
-ココナッツオイルには中鎖脂肪酸(チュウサシボウサン)が豊富に含まれています。
中鎖脂肪酸は肝臓を通してケトン体に合成されます。
吸収が早く、すぐにエネルギーとして使われるので、体内に蓄積しません⇒つまり痩せやすくなる。
-ご飯やパン、麺類などの糖質を摂取すると、エネルギー源はブドウ糖になります。
エネルギー源として使われるのは、まずブドウ糖です。(脂肪は直接ではエネルギーとしては使われません。ケトン体になって初めて使われます)
すると、血液中のブドウ糖が低下するので、脳は「お腹が減った」と勘違いをしてしまい、食欲がわきます。
そして、食べてしまう ⇒ 体重が増えてしまう結果になりやすいのです。
人間は飢餓の状態になると蓄えている体脂肪(ケトン体)をエネルギー源として使います。糖質を押さえ、代わりに中鎖脂肪酸を取り入れることにより、、身体はブドウ糖に代わるエネルギー源として、体内の脂肪が分解された「ケトン体」を使うことになるのです。同じオイルでも動物性のものとは違うのですね。
便秘に効果的
コナッツオイルが小腸にある絨毛(ジュウモウ)に浸透し、腸内のヒダにへばりついた食品添加物(宿便)などを掃除してくれますので、小腸が正常に動き出し便秘の解消になります。
現代人は、添加物の入った食事をとる機会が多いですが、これが腸内に宿便が溜まる原因のひとつで、腸内細菌を死滅させ、腸内環境を悪化させています。
コレステロール値を下げる
脂肪を摂取するとコレステロールや体脂肪に代わるため、コレステロール値を上げてしまいますが、ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は体内に蓄積されにくいので、コレステロール値を下げる効果があります。
さらに、中鎖脂肪酸は、代謝を促進するために善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす役目もあるそうです。
糖尿病の予防・改善になる
糖尿病の主な原因はインスリンの抵抗性が大きな原因ですが、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸が、このインスリン抵抗性を改善する役目を果たしてくれます。
インスリンの抵抗性は、内臓脂肪や皮下脂肪などの肥満が関係しているので、ココナッツオイルをとることで、過剰な内臓脂肪の蓄積を抑える効果があります。
その他ココナッツオイルには次のような効能があります。
●免疫力を高める
●紫抗シワ効果や美白効果、抗炎症作用などが期待
●動脈硬化を予防する効果
●甲状腺機能の低下の改善。代謝アップ
●アトピーに効果的
●活性酸素を除去する効果
●認知症・アルツハイマーの予防・改善
保存法
ココナッツオイルは酸化しにくいオイルでなので、約1~2年は保存できると言われているのです。驚きですね!
固体化と液体化を繰り返すことによる質の劣化はありません。
冷蔵保存をした場合は、中身がカチカチに固まってしまう場合があります。直射日光に当てないように気をつけて常温保存するのが一般的なようです。
少量を容器にいれて冷蔵保存すると、使うときにクリーム状になるので、ハンドクリームとして使ってもいいかもしれませんね。
ココナッツオイルのアイディア
・お料理は和洋メインディッシュからスイーツ、ドリンクまで幅広く利用できます。
・乾燥したお肌や髪に潤いを与えてくれます。手のひら適量ひろげるようにのばし暖め、顔や首にそっと押し付けるようにつけます。
ぱさついた髪にココナッツオイルでヘアパックをすると乾燥を防ぐだけでなくフケの予防にもなります。
副作用
ココナッツオイルの半分の成分は「ラウリン酸」ですが、ラウリン酸は母乳の主成分であり、副作用についてそれほど心配ないようですが、稀なケースでアレルギー反応を起こす場合もあるそうです(腕 ふとももに湿疹が出る)
ココナッツオイルのカロリーは100g中920カロリーですが、過剰にとると、体内のイースト菌が死滅してしまい、その結果 食欲不振・めまい・はきけ・頭痛などの症状を訴える場合があります。
1日に身体に取り入れるココナッツオイルの目安は、大さじ2杯(30ml)くらいです。
さまざまな効果をもたらすココナッツオイルの人気の秘密がわかりました。保存期間も長いので、特売の時を見つけて大量に購入するというのも一案ですね。