女性のほとんどの方が、一度は経験している症状の一つに不正出血があります。
そんな不正出血は、何が原因かご存知ですか?
不正出血も種類があり、色が違うだけでも原因が変わりますが、今回は茶色い出血の場合をお話します。
また、いくつかある原因の中から、ストレスや更年期、ピルの服用などを詳しく紹介したいと思います。
不正出血があると、原因が分からず不安に思うことがあると思います。
この記事で、そんな不安が少しでも解消できればいいなと思っています。
茶色の不正出血の原因は?
不正出血は、生理の間に起こる排卵期出血(中間期出血)、子宮筋腫、子宮頸がん、子宮内膜症、カンジタやクラミジアの感染症、ストレスや過度のダイエットによるホルモンバランスの崩れなどが原因で起こります。
排卵期出血は正常な出血ですが、ほかの場合は何か問題があるため、婦人科の受診が必要です。
また、薬の副作用で起こる場合があり、中用量ピルの服用2~3か月後に不正出血がある場合や、低用量ピルの飲み始めに不正出血がある場合などがあります。
更年期の場合、ホルモンの乱れが原因で、不正出血になる方も多いようです。
ストレスで不正出血?
上でも少し上げましたが、ストレスでも不正出血になります。
ストレスは、不正出血以外にも体の様々な機能を乱す作用があります。
ストレスにも精神的なストレスと、肉体的なストレスがあります。
できるだけため込まないようにすることが必要ですが、ストレスは人によって感じ方が異なります。
“私は大丈夫!”と思っていても、負担がかかっていることがあります。
ストレスで不正出血が起こる原因として、自律神経の乱れがあげられます。
自律神経の働きがストレスによって乱されることにより、興奮状態が続き、体が常に緊張状態になります。
緊張状態になった体は、血行不良によって冷えてしまします。
そうなると、子宮周辺の血流が悪くなり、不正出血が起こりやすくなってしまします。
これらを解消するためには、ストレスを少なくする必要があります。
一番は「リラックス」です。
長めにゆっくりお風呂につかるのもいいですし、好きな音楽を聴きながら暖かい飲み物を飲むのもいいと思います。
また、ゆったりした曲を聞きながら、ベッドでゆっくり休むのもおすすめです。
鮮血の不正出血の場合はこちらも確認ください。
女性の90%が起きる病気ですが、症状が軽いからといって放置しがちな病気です。
いろんなパターンによる、出血がありますのでご確認ください。
ピルや更年期の疑いがなく、不正出血が茶色の場合はこちら
ピルの服用で不正出血?
不正出血は、病気以外にも薬の副作用が原因になる場合があります。
中でも多いのが、ピルの副作用です。
ピルの服用で不正出血がおこる可能性が高いのは、飲み忘れや下痢・体調不良などでピルの成分が十分に吸収されないことが原因です。
また、下痢止めや便秘薬などの薬をピルと同時に服用することで、ピルの作用を抑えてしまう可能性があり、それが原因で不正出血が起こる場合もあります。
これらが当てはまる場合には、薬の飲み合わせを医師に相談し、正しく飲むことが重要です。
中には、正しく服用しているにも関わらず、不正出血が起こる方もいます。
特に初めて服用した約30%の人が経験しているようです。
ピルを飲むことで、生理を途中で止めてしまう可能性があり、少量ずつしか出血しなくなってしまう場合があります。
また、卵巣の女性ホルモンとピルの女性ホルモンが合わさることで、ホルモンが増えすぎてしまい、出血を起こす場合があります。
どちらも、服用初期に起こることが多いため、何度か飲んでいるうちに起こらなくなるようです。
更年期で不正出血?
先ほどから何度か、ホルモンのバランスが関係していることをお話していますが、女性で最もホルモンバランスが乱れやすいのが「更年期」です。
更年期になると閉経への準備で、ストレスが関係なくホルモンバランスが乱れます。
生理の状態も20~30代のころとは変わるため、生理なのか不正出血なのか判断がしにくくなるようです。
また、40代は子宮がんを発症する確率が高いため、出血が多い場合には早めに婦人科に行きましょう。
不正出血とともに、どこかで痛みを感じたら、何かの病気のサインかもしれません。
悩まずに婦人科に行きましょう。
最後に
不正出血は、様々な原因で起こります。
一番心配なのは、不正出血が病気が原因で起こっていることです。
少しでも不安に思ったら、迷わずに婦人科へ行くことをおすすめします。
“婦人科は近寄りづらい”と思っている方も多いと思いますが、不安要素があるのに放っておくのはよくありません。
勇気を出して、病院へ行きましょう。
不正出血は何らかの病気の可能性が高いです。
こちらに症状別に原因や病名を記載しております。
ひどいようでしたら、病院に行くことをオススメします。