2015-2016版RSウイルス感染症,小児や赤ちゃんの症状や予防



これから寒くなってくる時期になると、感染症が流行ってきますね。
秋から流行始める感染症はたくさんありますが、赤ちゃんが感染してしまうと大変な病気もあります。
インフルエンザと同じように注意したいのが、RSウイルス感染症です。

もじゃ子
感染症がいっぱいあるね・・・
ぼーちゃん
しっかり勉強して備えなきゃ!

RSウイルス感染症とは?

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RSウイルスは、大人も感染しますが軽度で済むことが多いです。
しかし、赤ちゃんが感染すると重症化する恐れがあります。
子供のほとんどが2歳くらいまでに一回は感染する可能性のある病気で、風邪の様に一度感染しても再び感染します。
また、飛沫感染や接触感染でうつってしまうため、保育園や幼稚園、学校などで大流行することがあります。
そのため、毎年予防の対策をしなければなりません。

RSウイルス感染症の症状は?

主な症状は、鼻水や咳、発熱などです。
感染した人の30%気管支炎や細気管支炎などを発症し、咳が酷くなったり、ゼイゼイと辛い呼吸になるようです。
また、感染した方の1~3%重症化してしまい、数日間入院を強いられる可能性があります。
心疾患や肺疾患があるお子さんは、重症化する可能性が高いようなので、注意してください。


赤ちゃんに感染してしまった場合、無呼吸を起こしてしまったり、細気管支炎になってしまった場合は後に長期にわたって喘息に悩まされる可能性があります。
新生児がいるご家庭は、より注意が必要です。

赤ちゃんがRSウイルス感染症にかかってしまったら?

赤ちゃんの場合、38~39度の熱が出ます。
通常の場合は熱以外は風邪の症状に似ているため、気づかずそのまま様子を見る方も出てくると思います。


しかし生後1か月のお子さんの場合、そのまま放置しておくと、無呼吸になる発作が起きてしまい、亡くなるケースもあるそうです。
安易に様子を見るのではなく、早めに病院へ連れて行ってあげましょう。
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また、風邪やインフルエンザにかかってしまった場合もそうですが、水分が足りずに脱水症状を起こしてしまうことがあります。
食欲が無くなっていても、水分だけは多めに飲ませるようにしてください
のどに溜まってしまった痰も、水分を取ることで柔らかくなり、身体の外へ排出しやすくなるので、治りも早くなります。

RSウイルス感染症は予防できる?

RSウイルス感染症は、ワクチンなどはありません
早期未満児や肺疾患児、心疾患児に対しては、抗RSウイルス単クローン抗体と呼ばれる薬が投与される場合もあるそうですが、この抗体は感染を防ぐことはできず、重症化する確率を少なくする為のものだそうです。
マスク・ティッシュ画像
RSウイルスは、飛沫感染や接触感染で流行するため、一番の予防はマスクや手洗いうがいです。
ですが、RSウイルス自体感染力が強いため、保育園や幼稚園に行っているお子さんがいるご家庭は、予防するのは難しいと思います。
赤ちゃんをなるべく人の多いところへ連れて行くことを控え家族全員がうがい手洗いの徹底を行うしかないと思います。
また、部屋に加湿器を置くなどして、通常より湿度を高めに設定しておくと、飛沫感染の感染率が下がるのでおすすめです。

もじゃ子
家族全員が、感染しないように予防して、赤ちゃんを守るしかないね!!
ぼーちゃん
しっかりと予防して、この冬を乗り切ろう!

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