大事なものを梱包したり動かないように止めたりして、大事に扱うからこそ使う強力粘着テープや強力両面テープ。でも、剥がし方やくっつき方によっては取りにくい跡が残ってしまいます。大事なものだからこそついてしまったテープ跡、汚れや傷を残さずに取る方法をご紹介します!


1 跡のついた場所別のテープ跡の取り方

引用元:http://photton.info/
鉄板についた時
女性のマニキュア落としに使うネイルエナメルリムーバー(除光液)をテープ跡に染み込ませて剥がします。これは塗装があると取れてしまう時があるので、塗装のない鉄板、もしくは隠れているところなど塗装のあるテストできる場所があれば、そこで塗装が落ちないかをテストしてから行ってください。また、除光液はアセトンなど有毒で揮発性の高い成分が含まれているので部屋の換気を良くしてから行ってください。
ちなみに家にベンジンやエタノールがあるときは、除光液と同じ要領でテープ跡を取ることが出来ます。こちらも使用するときは部屋の換気に十分に気をつけてください。
プラスチックや陶器などについた時
テープ跡がつるつるしたところについている場合は消しゴムでゴシゴシとこすってとることが出来ます。
壁紙などの貼ってある壁についた時
油性のもので、ライターオイルなどの揮発性の高いものをテープ跡に染み込ませて拭き取ると、染みこませる時に気をつければ後が残りません。もしくは水分を多く含む化粧用のクリームやハンドクリームを跡に染み込ませて拭き取るのも効果的です。油分はシミになりやすい面もあるので、くれぐれもテープ跡がついている場所にオイルやクリームが染みてしまわないように最新の注意を払ってください。また、ライターオイルを使用するときは揮発性が高いので部屋の換気を良くしてください。
また、ドライヤーで跡の糊を温めて柔らかくしてとるという方法もあります。この時は糊のついている面が変色しないように加熱のし過ぎに注意してください。時間がかかるので根気よく丁寧に剥がしてください。


市販のシールはがしはもともとテープ跡やシール跡を取るためのものです。残っている跡が少しだけならまずはシールはがしを使ってみましょう。今は100円ショップでも売っていますし、ホームセンターなどでは強力なものも売っています。家に一つ置いておくと便利です。シールはがしも揮発性が高いので使うときは部屋の換気を良くしてください。
2 跡のついた場所を特に傷つけたくないときには

引用元:http://photton.info/
台所洗剤を塗ってラップをかけてしばらく(10分〜30分程度)置いて落とす方法、またはお酢をキッチンペーパーやティッシュペーパー、場所によっては化粧水用のコットンなどに染み込ませてさらにラップをかけてしばらく(10分〜30分程度)置いて落とすなどの方法もあります。お酢はテープ跡がなかなか落ちなくてついている場所に特に傷を付けたくないフローリングの床などの場合には最適な方法です。

ガムテープの跡に同じ粘着力のガムテープを貼って、新しく貼ったテープを剥がす力でテープ跡が取れるときもあります。この場合ももちろんついている場所に傷や跡を残さないようにゆっくりと丁寧に剥がしてください。

今は剥がす時のことを考えて作られたテープなども市販されています。ホームセンターや文房具店で「はがせる〜」などの商品名で売っています。また、養生テープというものがあります。引越し屋さんなどがよく使っているもので、布やポリエチレン製のテープです。ガムテープとの大きな違いは糊がテープ全体ではなく小さな点のようについていることです。養生テープはホームセンターで売っています。テープの跡が残りにくく、テープ自体もはがしやすいです。しかし、はがしやすいので接着力も弱いです。なので、しっかりとつけたいときは沢山ペタペタと貼り付けます。
このような新しい製品を利用しながら、大事なものを壊さないためのひと工夫をして快適に暮らしていきたいものですね。