歌舞伎で、石川五右衛門が「絶景かな絶景かな」と見得を切るシーンで有名な三門のある、南禅寺。紅葉の名所が多い東山山麓の大寺院にある塔頭が天授庵です。
天授庵南禅寺の魅力
町並み自体が京都情緒満点、紅葉で美しい秋の東山。南禅寺は、三門をはじめ、国宝の方丈や伽藍、明治レトロの水路閣、そして白壁の美しい天授庵が見どころです。
南禅寺の国宝・方丈は、大方丈と小方丈に分かれ、大方丈は御所、小方丈は伏見城殿舎を移築したと伝えられています。襖絵や枯山水の庭は必見。
天授庵は南禅寺の開山師を祀った塔、開山塔の寺です。戦乱で一時衰退しましたが、江戸時代初め、細川幽斎によって細川家の菩提寺として再興されました。
白砂と真っ赤な紅葉のコントラストも美しい天授庵の二つの名園、小堀遠州作と言われる枯山水と、南北朝時代の作と言われる池泉回遊式庭園では、様々な種類の紅葉が楽しめます。
苔に縁取られた菱形の石畳が並ぶ、モダンな方丈東庭。縁側に腰掛け、様々な角度から紅葉を楽しむことができます。
方丈から奥に進む中門の先の書院南庭は、竹林の隙間から見える鮮やかな紅葉が見事。回遊式庭園ですので、池に掛かる木々、水面に映る紅葉を楽しみながら歩いて散策して下さい。

夜間はライトアップも。幻想的な光景を見ることができます。天授庵は夜になると拝観ルートが変わります。昼には入れなかった書院から、紅葉を楽しみましょう。

南禅寺・天授庵から続いての散策で、真如堂へ。 紅葉の名所というのも納得の美しさ…! http://t.co/nCpxRC2Phi pic.twitter.com/YyTE38DPjf
— 、ζ,ぁレヽ (@faigalaid) 2014, 12月 13
天授庵紅葉の見頃とライトアップ情報
紅葉の見頃は、11月中旬から下旬。ライトアップは、毎年11月15日から11月30日まで、17時半から21時まで行なわれます。
ただいまです。
今日も寒かった…。
天授庵の紅葉ライトアップです。
2014年11月16日分です。 pic.twitter.com/d8BDLwFR3o
— 京都もよう (@kyotomoyou) 2014, 12月 4
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南禅寺アクセス
地下鉄東西線蹴上駅徒歩10分
市バス5号系統、南禅寺・永観堂道下車
参照:http://www.rinnou.net/cont_03/03nanzen/
天授庵混雑予想
南禅寺は広大な敷地に、見どころが点在しますので混雑せずゆっくり紅葉を楽しめるポイントもあるのですが、天授庵はJRキャンペーンのポスターになったせいもあり、やはりとても人気ですので、混雑を避けるのは難しいです。
天授庵の紅葉です。見頃を迎え、混雑しています。 By P2352257 #colopl_a http://t.co/IRqZymCc75
— colopl_area10 (@colopl_area10) 2014, 11月 24
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