ノロウイルスの潜伏期間は48時間以上?症状や予防方法



気温の高い夏季に発生が集中しやすいと思われがちな食中毒。

実は、食中毒は1年を通じて発生しています。食中毒の原因には、大きく分けて、細菌、ウイルス、自然毒、化学物質などがあります。その中でも発生率が高いのが、ウイルス性の食中毒「ノロウイルス」です。(2009年、厚生労働省「食中毒発生状況」調査)ノロウイルスにつづいて、カンピロバクター、サルモネラ菌、ウェルシュ菌が原因の者が多くなっています。

気温の高い夏季に発生が集中しやすいと思われがちですが、12月~2月の発生が多くなっており、涼しくなる今からの季節には注意が必要です。

ノロウイルスの具体的な症状とは

 

具体的な症状としては、吐き気、嘔吐、下痢や腹痛が現れます。

 

ノロウイルスの潜伏期間はどのくらいか、48時間以上経つとどのようなことが起きるのか?

ノロウイルスの潜伏期間は24~48時間で、それを過ぎると下痢、吐き気、嘔吐、腹痛などが症状として現れますが、通常は1~2日でおさまります。治療法は、有効な治療薬がなく症状を抑える治療となります。

ノロウイルスにかからないための予防法とは?

ノロウイルスにかからないための予防法としては、

食中毒の多くは、病原体に汚染された食品が原因となることから、食中毒を防ぐためには細菌やウイルスを「つけない」、「増やさない」、「殺す」ことが重要です。そのためには、調理や食事の際に気をつけるポイントが5つあります。

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【5つのポイント】

1.食品購入時・・・肉や魚、野菜などの変色等に注意して賞味期限内内容をチェックする。

2.家庭での保存・・・食品購入し、帰宅時にすぐに冷蔵庫へ食品を入れる。肉汁などが付かないように密封容器に入れるとよい。

3.調理時・・・調理前にしっかり手を洗う。加熱が必要なものはしっかり加熱。調理器具を洗浄する。

4.食事時・・・手を洗う。調理後の食品の長時間放置を避ける。

5.残った食品・・・清潔な容器に入れ、素早く保存。温めなおすときは十分な加熱を行う。

以上のポイントに気をつけるとよいでしょう。

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まとめ

●予防法、ウイルスを「つけない」「増やさない」「殺す」に気をつける。

●5つのポイントをしっかり頭に入れて食品を扱う。

今からの時期、みなさんもしっかり自分で予防して食中毒にかからないように気をつけましょう!

【豆知識】

●食中毒の原因菌と症状

①細菌性

  1. 感染型・・・細菌が消化器官の中で増殖することにより起こる。(サルモネラ菌、腸チフスなど)
  2. 毒性型・・・細菌が発生させる毒素によって起こる。(ボツリヌス菌、黄色ブドウ球菌など)
  3. その他・・・細菌が消化管から侵入し、全身に広がる。(ソステリア菌)

 

②ウイルス性

ウイルスが消化管の中で増殖することにより起こる。

「ノロウイルス」「ロタウイルス」

 


 

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