赤ちゃんが脱水症状?元気がないときに母乳は飲ませない?予防対策法



毎年毎年、「今年は暑い」「去年より気温が上がる」など、聞くだけで暑くなってしまう様なニュースが多い夏ですが、気温が上がっているからこそ注意したいのが熱中症や脱水症状ですよね。
先日地元のお祭りに行ったのですが、何度も「今日は暑いので、熱中症や脱水症状にご注意ください」とのアナウンスがあったにもかかわらず、数名の方が救急車で病院へ搬送されたり、日陰の担架の上で水や氷で冷やされながら水分を飲んでいるのを目撃しました。

健常な方でさえも、常に注意を払っていないと大変な思いをしてしまう熱中症や脱水症状ですが、今回は特に気を付けたい赤ちゃんの脱水症状についてお話します。

脱水症状を見分けるポイント

みなさんはのどが渇いたとき、”のどが渇いたから水分を取ろう”と思えますよね?
また、言葉が話せるようになったくらいのお子さんであれば、”のどが渇いたからジュース飲みたい!”などの申告があるかもしれません。
しかし赤ちゃんに関してはそうはいかないと思います。
では赤ちゃんの判断はどうしたらよいのか、どのような症状があったら注意すべきなのか、調べてみました。

まず1つ目に、おしっこの量や回数が減るそうです。
普段であれば1時間で交換していたおむつが、3時間4時間たってもあまり濡れていないなどの症状があれば、脱水の症状が出ているかもしれません。
しかし、正直これでは判断に時間がかかるため、いつを基準に判断したらいいのかわかりずらいですね。

2つ目は、皮膚や口が乾燥した状態になることです。
皮膚にハリがなくなってしまって、シワシワカサカサになったり、よだれの量が極端に減ってしまうなどの症状が出るそうです。
こちらもある程度、判断に時間がかかりそうですが、見た目で普段との違いがわかるため、手遅れになる前に対処できそうですね。

ちなみに私自身が判断基準としているのは、頭頂部の大泉門と呼ばれる場所が、水分が足りなくなると凹むことから、定期的に頭をなでて判断しています。
これは以前、娘が急性胃腸炎になった時に、小児科の先生から脱水症状にならないためにと教わりました。
大泉門は強く押してしまうのはよくないため、触ること自体怖く感じてしまう方もいると思いますが、優しく触る分には問題ありません。
また、水分が足りず凹んだ時には、ボコッと凹むため簡単に判断しやすく、頭をなでてあげながらの判断ですので、コミュニケーションも図れるため、普段との機嫌の違いも一緒に判断できるのでおすすめです。

その他にも、泣いてるのに涙が出てこない顔色が悪い(青白い)、外気温は暑いのに赤ちゃんを触ると手足が冷たいなど、どの症状も普段接していればその違いに気付いてあげられそうなので、早めに気付いてあげたいですよね。

もし脱水症状になってしまったら?

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もしも脱水症状になってしまったら、どう対処してあげる?との疑問が出てくると思いますが、一番は水分を補給してあげることです。

まず、ミルクや母乳のみを飲んでいる赤ちゃんについては、普段通りあげてください。
これまでにミルクや母乳以外を飲ませていない赤ちゃんに、”水分を取らせなきゃ!”と白湯やベビー麦茶などをあげても、飲んでくれないことがあります。
それでは水分補給になりません。
普段通りミルクや母乳を飲んでくれるのであれば、それで補えるので心配ないと思います。

次に離乳食を始めている赤ちゃんですが、こちらはミルクや母乳では足りない場合が多いようです。
そんな赤ちゃんには、白湯やベビー麦茶、ベビー用イオン水などが効果的です。
麦茶やイオン水にはミネラル成分が入っているため、吸収も早く、対策におすすめできます。
しかし、イオン水に関しては、ある程度糖分を含んでいるため、常に飲ませていたり、一度にたくさん飲ませてしまうと、離乳食を食べなくなってしまったり、おなかの調子が悪くなってしまうなど、マイナスな働きをしてしまうことがあるので、注意が必要です。
また、大人にとって暑い季節に冷たい飲み物を飲むと元気になれるイメージがありますが、赤ちゃんは違います。
赤ちゃんのおなかは敏感で、冷たい飲み物は刺激が強すぎるため、下痢になったりします。
私も娘に”今日は暑いから”と氷を少しあげたのですが、下痢になってしまいました。
そのため、水分をあげるとき冷たい飲み物はは常温に戻してからあげるか、お湯を少し入れて温くするなどをしてから、飲ませてあげてください。

水分を飲まない!

もしも水分補給がしっかりできない、飲ませても改善されないなどの場合や、悪化してしまい痙攣などを起こしてしまった場合には、病院で診てもらう必要があります。
口から水分が十分に取れない分、点滴などの処置をしてもらってください。

まとめ

脱水症状は暑い夏や外だけではなく、冬や家の中、夜寝ている間にも起こる可能性があります。
一番有効な対策は、こまめに水分を取ることです。
特に赤ちゃんは、大人の何倍もの汗をかきますし、おしっこをしたり下痢をしたり、吐いてしまうだけでも体内の水分量は減ってしまいます。
普段から注意を心掛け、遊んだ後やお風呂の後、お昼寝や夜寝る前後などにしっかりと水分を飲ませてあげるといいと思います。
また、トマトジュースなどの野菜ジュースも、水分と一緒に塩分も同時に取ることができるので、おやつの時間などにあげるのも効果的かもしれません。
常に白湯やベビー麦茶などの飲み物を多めに準備をしておき、普段とは違う症状が出始めたら、すぐに対処できるようにしておくことが大切ですね。

これからレジャーなどへお出かけする際には、しっかりと準備をして、楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。
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