排卵出血と不正出血は多くの女性の悩みでもあります。排卵出血なら問題ありませんが、もしかしたら不正出血の場合もあります。不正出血をそのまま放っておいたら大変な事になるかもしれません。しかし、排卵出血と不正出血の見分け方ってわからない方も多いと思います。そこで今回は、排卵出血と不正出血の違いや原因などをご紹介したいと思います。
排卵出血とは?
生理が終わってから約14日目で排卵がはじまります。このときに出血する事を排卵出血と言います。排卵出血は誰にでもあるわけではなく、個人差があります。
排卵出血の量
排卵出血の量は、人にもよりますがほとんどの場合、少量です。「出血だけがあり、下腹の痛みがない」人や、「出血の量が多く下腹の痛みもある」人もいます。
排卵出血の色
排卵出血の色は、人にもよりますが「真っ赤」、「薄い赤」、「茶色っぽい」、「黒っぽい」などの色が見られます。しかし色は、生理や不正出血の場合も同じなので色だけでの判断は難しいです。
排卵出血の原因とは
排卵出血はなにが原因で起こるのでしょうか。原因は、主に2つあります。
ホルモンバランスの崩れ
排卵日が近づくと、卵胞ホルモンの分泌量が急激に減ったり増えたりします。その時に子宮内膜が剥がれ落ち、出血する事が原因です。
卵子が剥がれ落ちる
排卵時は、卵子が放出されます。この時に卵巣の表面が剥がれ落ち、少量の出血をすることが原因です。
排卵出血と不正出血の大きな違いとは?
排卵出血と不正出血の大きな違いはいったい何でしょうか。以下にまとめました。
排卵出血は病気ではない
排卵出血は、排卵時の出血で、生理的現象なので病気の心配はありません。しかし、不正出血と排卵出血のタイミングが同じという場合もありますので、確実ではありません。
不正出血は病気などの可能性も考えられる
不正出血は、生理や排卵日以外に出血することを言います。原因は、ストレスやホルモンバランスの乱れ、他には病気の可能性もあり、「子宮がん」や「子宮内膜症」などが原因の場合もあります。。不正出血があった場合は、そのまま放っておかずに、婦人科で診察することをオススメします。
妊娠中の不正出血
妊娠中にも不正出血をすることがあり、原因は「流産」や「早産」の可能性があります。妊娠中に出血が見られた場合は、すぐにかかりつけの婦人科に行くことをオススメします。
排卵出血と不正出血の見分け方
不正出血と排卵出血は間違えやすいですが、それぞれの違いがあります。
排卵出血の場合
生理後から14日、または生理が始まってから2週間前後に少量の出血があり、1日~3日程度で終わります。人によっては、下腹の痛みを伴う場合もあります。これを、排卵痛と言います。
不正出血の場合
生理や排卵日(生理と生理の間)以外に少量の出血(人によっては大量の出血の場合があります。)があり、おりものに血が混ざるようなものがでます。期間は、1日~長期の場合があります。痛みはある人とない人がます。
最後に
排卵出血と不正出血の症状はとても似ていて、間違えやすいと思います。一番の特徴は、出血した日でしょうか。
いずれにしても、素人判断は危険なので、医師に相談すると良いと思います。
いかがでしたか?女性は1度は排卵出血、または不正出血を経験した事がある方が多いと思います。もし、体調がいつもと違うなと少しでも思ったら、放っておかないで病院へ行きましょう!