気温の高い夏季に発生が集中しやすいと思われがちな食中毒。
実は、食中毒は1年を通じて発生しています。食中毒の原因には、大きく分けて、細菌、ウイルス、自然毒、化学物質などがあります。その中でも発生率が高いのが、ウイルス性の食中毒「ノロウイルス」です。(2009年、厚生労働省「食中毒発生状況」調査)ノロウイルスにつづいて、カンピロバクター、サルモネラ菌、ウェルシュ菌が原因の者が多くなっています。
気温の高い夏季に発生が集中しやすいと思われがちですが、12月~2月の発生が多くなっており、涼しくなる今からの季節には注意が必要です。
ノロウイルスの具体的な症状とは
ノロウイルスの潜伏期間はどのくらいか、48時間以上経つとどのようなことが起きるのか?
ノロウイルスの潜伏期間は24~48時間で、それを過ぎると下痢、吐き気、嘔吐、腹痛などが症状として現れますが、通常は1~2日でおさまります。治療法は、有効な治療薬がなく症状を抑える治療となります。