家の内装のリフォームDIYを始め場合、コンパネやベニヤ板は便利で重宝されます。「コンパネ」と「ベニヤ板」どちらもDIYをする人にはなじみのある言葉ですが、この2つに違いはあるのでしょうか?どんな用途にふさわしいのか、それぞれを使った手作りアイディアなどをご紹介します。
コンパネってなに?
コンクリートパネルの略で本来は、コンクリート打設の型枠に使用される厚さが12mmの耐水合板「ラワンベニヤ」のことです。普通のベニヤ版とは異なり、ネジで固定もできるので、一度組み立てたものを解体する演劇の大道具などにも使われます。また通常、構造合板には強度の区分がありますが、「コンパネ」にはなく、表面の粗さを規定するだけなので、住宅用の建材としては向いていません。
ベニヤとの違いは?
日本では、合板をベニヤ板と呼ぶことが多いですが、本来ベニヤとは、単板(木をかつら剥きにしたもの)を意味するものだそうです。この単板を重ねたものを合板(ごうはん)といい、接着剤で熱圧成型されると構造用合板として主に住宅の壁や床などに使用されたり、コンクリート型枠として使用されます。用途により接着剤は2種類あり、コンクリート型枠として使われる「コンパネ」にはアミノ系の接着材で圧成され表面に黄ウレタン塗装などをします。
店頭で売られているベニヤとコンパネは
実際店頭で合板をベニヤとして販売していることもあり、違いは合板の厚さで区分しているところもあります。
薄い板を張り合わせて、2.3mmから30mmまでの厚さで種類も豊富です。
一方「コンパネ」の場合は、厚さ12mm、大きさは180mmX90mmが一般的で、これを半分や4分の1にカットして販売されています。質としては悪いので本格的な内装材として使うことはおすすめできません。
コンパネを使ったDIY
●お洒落な鉢カバー
小さな切れ端がたくさん余ったら、利用して作ってみてはいかがでしょう。
●コンパネで本棚
大量規格品なので価格が安いということがメリットですね。家の本をすっきり収納させたいときにコンパネの本棚は向いています。
広くて厚めのコンパネの特徴を上手く生かして作ります。
土台をこのように組み合わせて、後は天板を載せるだけです。
●丸のこ定規の使い方
特にコンパネでのDIYには丸のこ定規は必要です。お店でカットを頼むことができますが、あると便利です。上手に使うコツを知りたいものです。
ベニヤでDIY
初心者でも簡単に作れるベニヤでのDIYの実例をいくつかご紹介します。
●腰壁を作る
釘を使わずに接着材でくっつけることができるので簡単です。
賃貸でもマスキング+両面テープ使いで壁にベニヤ板を貼り、その上から塗装をすることでお部屋のイメージチェンジができます。
●ベニヤ板をカットするコツ
きれいにカットするには工夫が必要です。動画で見てみましょう
●キッチンカウンター
こんなすごいことも!
●ベニヤ板の特性を生かした作品
これはもうプロの域ですが、ベニヤの材質で作り上げる素晴らしいDIYです。
【おじいさんが4隻の精巧な艦艇模型を作成!】
かほく市横山の元塗装工、砂原良一さんが「長門」や「ミッドウェー」など4隻の精巧な模型を仕上げた。いずれも全長約2メートルで、スギの間伐材やベニヤ板で手作りした。 (続く) pic.twitter.com/Z39Ps8lP5B— army (@tank10907461) January 2, 2016
お店に行かなくてもゲット
いかがですか?これなら自分でもできそうと思っていただけたのではないでしょうか?早速材料を買いにと思っても、ホームセンターは車で行かないと無理な場所にあったりもします。車のない人や、ちょっとそこまでは面倒だなと言う場合はオンラインショップでも販売しています。また事前に価格のチェックをしてから店舗に行くと比較もできますね。
「ベニヤ」と「コンパネ」それぞれの特性を生かしてDIYにチャレンジしてみませんか?