豚肉の部位毎の健康美容効果と効能とは?栄養成分や賞味期限とカロリー



豚肉のイメージって、太りやすいってありませんか?
太った養豚から そう連想してしまうのかもしれませんね。

確かに脂肪が多くカロリーが高いので、必要以上に食べてしまうとメタボの原因になる可能性はあります。

でも部位によっては、コレステロールを下げて体内に溜まった悪玉菌を減らし、逆にメタボ体質を防いでくれるのです。

部位ごとの栄養分

●豚肩ロース

引用元:http://www.commerceatroyes.com/3930.html#i-13

背中の肉のうち、首に近い部分の肉です。
ある程度、脂肪が付いて柔らかいのですが、筋が多く、キメが少し粗い肉です。焼肉、豚カツ、しょうが焼き、カレーなど色々な料理に使いますが、筋があると硬いので、筋切りをして調理したほうがいいです。

●豚ロース

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背中の部分ですが、豚肩ロースより後部のほうの部位をいいます。
皆さんお馴染みの部位ですね。脂が適度にのっていて、キメが細くやわらかいです。お料理は、ローストハム、豚カツ、ポークソテーなどに使われます。

●豚ヒレ

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背中の肉ロースとお腹のほうのバラ肉の間にある部位です。
脂肪がほとんどなく、その代わりたんぱく質が多いですね。豚の部位の中でも柔らかく、ロースと並んで良質とされていますが、普通サイズの豚からおよそ1kg取れます。
脂肪が少ないので、煮物よりも油を使った料理、豚ヒレカツ、ヒレステーキなどに使います。

●豚バラ

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あばら肉の周囲の肉で、脂身が多く赤身と層になっていて、柔らかい肉質です。お料理は煮ても焼いてもいけるので、角煮、肉じゃが、カレーや炒めものなど幅広く使います。

●豚もも

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文字通り脚のももの部分です。脂肪が少なく、筋肉が多い赤身でキメが細かく柔らかいです。どのお料理にもよく使われます。

豚肉に含まれている栄養素はなんでしょう。

●ビタミンB1
ビタミンB1は、筋肉に溜まっていく疲労物質、乳酸を取り除いてくれます。
疲労回復ビタミンとも呼ばれ、豚肉には牛肉の約10倍も含まれているのです。

さらに、B1の吸収を促す硫化アリルが入った玉ネギと合わせてとると、吸収率は5~6倍になります。
しょうが焼きなどタマネギを合わせてとると、効率的にB1を体内に吸収することができます。

引用元:https://jp.pinterest.com/pin/491103534343489022/

ぼーちゃん
1日当たりの摂取量の目安は、成人男性で1.4mg、成人女性で1.1mgなんだって

●ビタミンB12
ビタミン12は 血を作る栄養素です。
植物性の食品からはほとんど摂れないので、動物性の食品を食べないとB12が不足してしましいます。
脳の働きを活発にさせる栄養素で、疲れた脳を癒してくれます。

●脂肪
豚肉の脂身にはコレステロールを低下させる脂肪酸が多く含まれています。
脳卒中の抑制効果もあるといわれ、低カロリーでダイエットにもむいている食材なのです。

●鉄、リン、カリウム
鉄は、貧血の予防や血行をよくする・リンは骨や歯を作る・神経や筋肉の働きを保つ・カリウムは体の水分バランスを整える働きがあります。

●ナイアシン
豚肉は牛肉の2~3倍のナイアシンが含まれています。
水溶性のビタミンであるナイアシンには血行促進作用と拡張作用があり、血液の流れがよくなります。多くの女性の悩みの種、冷え性や頭痛、貧血は、脳神経の神経が滞り、血液が縮小しているのが主な要因です。ナイアシンはこのような症状に効果的に働きかけます。

また、ナイアシンは皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれます。

ぼーちゃん
ナイアシンは神経系に働きかけるので、神経痛にも効くんだって!

●ステアリン酸
豚肉に含まれている飽和脂肪酸は、ステアリン酸と呼ばれています。
この成分は肌の保湿性を高め、肌に潤いやハリをあたえてくれる美肌効果があります。

●アミノ酸(たんぱく質)
タンパク質は、身体を作り、生命を維持するのに欠かせない大切な栄養素です。
不足すると免疫力が弱まり、病気になりやすくなります。

筋肉であるタンパク質の栄養価が、質・量ともにとても高い食品です。
バランスよくアミノ酸を含んでいるとともに、生理活性物質のカルノシンを非常に多く含んでいます。

食肉に含まれる必須アミノ酸のロイシンはタンパク質の分解を抑制し、太りにくい体をつくるのに役だっています。
生理活性物質であるカルノシンも体脂肪を燃焼促進させるので、肉を食べてもそれほど太らないのです。

●カルノシン
筋肉や神経組織に高濃度に含まれていて、うま味や、コクのもとになります。
また、老化や機能の低下に関係する酸化ストレスを消化する働きがあるといわれています。

さらに乳酸の生成を抑える・体内の余分な糖分を体外に排出する働きもあるなど、疲労回復にも効果があります。

安価でB1の宝庫である豚肉

お料理の幅も多いので、部位の特徴を生かして調理すれば、献立もバラエティに楽しめます。
ただ、豚肉は、特記するような副作用が見つかりませんが、脂身が多い部分などを含め、過剰な摂取はやめましょう。
健康長寿につながるビタミンB1が豊富な豚肉を、毎日の献立の中で上手にとりいれていきたいものです。

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