女性特有の症状で、病気の可能性もある不正出血。
そんな不正出血の中でも、鮮血の不正出血は年代やそのほかの症状によって原因が様々あります。
今回は、鮮血の不正出血が長期間止まらず、量も多い場合について詳しくお話したいと思います。
どうしてそうなるのか、何が原因なのかを知っておくことで、もしもそうなってしまった時にしっかり対応していただきたいです。
鮮血の不正出血とは?
20代後半の女性の場合、子宮の老化が始まることで、生理が終わりきらないうちに出血が止まってしまうことがあります。
そうすると、生理の数日後に子宮内に残っていた物が、鮮血の不正出血となって出てくることがあります。
20~30代の生理の周期意外に少量の不正出血がある場合、「子宮膣部びらん」と呼ばれる病気の可能性があります。
出血も性行為のたびにある場合が多く、症状がなくても女性の約90%にある病気とされています。
少量のため、気付きにくい病気です。
これらは、どんな方も起きる可能性のあるもので、出血の量はあまりありません。
そのため、不安に思う方が少ないようです。
多量の鮮血な不正出血
では、多量の鮮血な不正出血があった場合についてお話します。
それぞれ鮮血が多い意外にも症状が見られるため、それを紹介します。
鮮血+貧血・動悸・息切れ
こんな症状があった場合には、「子宮筋腫」の可能性があります。
筋腫ができる場所によっても症状が変わる場合がありますが、鮮血の不正出血が起こることがあります。
また、真っ赤な出血が多量に出ることがあり、生理の際に出血する場合も多いようです。
鮮血+痛み・違和感・排尿痛・性交時痛・痒み
こんな症状があった場合には、「萎縮性膣炎」の可能性があります。
おりものに出血が混じる場合もありますが、性交時に刺激になって出血することもあります。
萎縮性膣炎は、更年期に差し掛かっている方がなる可能性があります。
鮮血+頻尿・血尿・下腹部痛
こんな症状があった場合には、「子宮がん」の可能性があります。
初期には自覚症状がほとんどありません。
そのため、これらの症状が出始めている場合には、病気が進行している可能性があるので、注意しましょう。
鮮血+塊片・生理以上の出血
こんな症状があった場合には、「流産・切迫流産」の可能性があります。
生理に比べて量が多く、長引いてしまっている場合には、流産の可能性も考えておきましょう。
また、切迫流産の可能性がある場合には、早期治療で妊娠のを持続させることができるため、注意しておきましょう。
生理前、生理後の出血は、ホルモンバランスの乱れが原因かもしれません。
こちらの記事も参考にください。
最後に
不正出血は、量が多くても少なくても、色が薄くても濃くても、何かしらの病気の可能性が高いです。
そのため、不正出血がある場合には、早めに病院へ行く必要があります。
違和感を感じた時点で、病院へ行くことをおすすめします。
子宮は女性にとって大事な器官の1つです。
大切に、気遣って生活してください。