新型ノロウイルスGⅡ・17とは?2015-2016年流行時期は?症状や対策、ワクチンは?



あなたは覚えていますか?2006年に突如大流行した、ノロウイルスを。
最近ではノロウイルスというキーワードを耳にするケースは多いと思いますが、
そんなノロウイルスが新型ノロウイルスに変化し、
2006年に大流行し、過去最悪とまで言われていましたが、そんな最悪な事態が今年やってくる可能性が多いそうだ。

昨年までのノロウイルスは「GⅡ・4」と呼ばれ、今年のノロウイルスは「GⅡ・17」が流行しそうだ。
2015年1月にも「GⅡ・17」に感染した患者がいたそうだが、なぜ、2015年秋から2016年に大流行するのでしょうか?

もじゃ子
あんな辛い病気にはかかりたくないよー
ぼーちゃん
年末年始にかかったら最悪だよね。

日本での患者数

ノロウイルスの流行は毎年、冬にかけて患者が増える傾向となっております。
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上記の画像は昨年の患者数の推移を現したグラフです。
今年は昨年より、大流行する可能性が高く、年末年始にノロウイルスで最悪な年越しを体験するケースもありますので、皆さんしっかりと予防対策の知識を頭に入れておきましょう。

もじゃ子
良い年を迎えたい方はしっかりと対策しておきましょうね!

GⅡ・17とGⅡ・4の違い

昨年までのノロウイルスGⅡ・4と新型ノロウイルスGⅡ・17は一体なにがどのように違うのだろうか?

GⅡ・17は2014年中国南部で発見されたノロウイルスになります。
今までのGⅡ・4とGⅡ・17の決定的な違いは、まだ人間がGⅡ・17の免疫を持っていないということ。
ですから、予防や対策をしっかりと行わないと、多くの方が今まで以上に感染する確率が高くなるということです。

ノロウイルスの感染だけで、アメリカは年間平均800人死亡しています。
今回のGⅡ・17では世界中で大流行する可能性もあるため、世界で数億の人が犠牲になることもありえます。

新型ノロウイルス2015-2016の予防対策には市販薬の次亜塩素酸を使用したうがい手洗い、加湿器で殺菌しましょう!

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ノロウイルスはアルコールでは除菌できません!

さらに、GII.17変異株は、他のノロウイルス遺伝子型に対するヒトの中和抗体の結合エピトープにおいてもアミノ酸変異が生じている可能性があるため、現段階ではGII.17に対する免疫を持たない集団が多いことが予測される。したがって、今後本ウイルスが国内において主要な流行株となる可能性があるため、来シーズン以降におけるGII.17変異株の動向には十分注意が必要である。

引用元:http://www.nih.go.jp/niid/ja/norovirus-m/norovirus-iasrs/5903-pr4273.html

日本ではすでにGⅡ・17のウイルスが検出されております。

川崎市以外の自治体で情報収集が可能であった長野県、埼玉県ならびに栃木県におけるGII.17の検出状況を確認した。その結果、2013/14冬季シーズンにおいては、GII.17の検出は川崎市の1事例のみであった。ところが、2014/15冬季シーズンにおいては、2014年12月まではGII.4が主流の遺伝子型であったが、2015年1月からGII.17が検出され始め、2月ならびに3月にはGII.17が優位となった(表)。自治体別のGII.4およびGII.17の検出状況は、川崎市では各26事例、14事例、長野県では各6事例、6事例、埼玉県では各13事例、7事例、栃木県では各17事例、6事例であった。

引用元:http://www.nih.go.jp/niid/ja/norovirus-m/norovirus-iasrs/5903-pr4273.html

また、市販の検査キットではなかなか反応しないケースが多いそうです。

市販の簡易検査キットによるノロウイルスGII.17の検出
ノロウイルス簡易検査キットでGII.17が検出可能であるかを調べるため、市販の簡易検査キット2社製品(A・B)について検討した。検体はノロウイルスのリアルタイムPCR法で陽性と判定され、かつ遺伝子のコピー数が確認されている検体を用い、各製品の添付文書に従い検査を実施した。結果を表2に示した。
GII.4_2012の検体は両キットで明瞭なラインを示し、遺伝子コピー数に関係なく容易に陽性と判定することができた。一方、GII.17の検体は、遺伝子コピー数が108コピー以上の検体でも検出できない場合があり、GII.4_2012と比較し検出されにくい傾向が認められた。このことから、簡易検査キットではGII.17のノロウイルスは十分なウイルス量があるにもかかわらず陰性となりやすく、その使用には注意が必要であると考えられた。

新型ノロウイルスの流行時期

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新型ノロウイルス、今までのノロウイルスともに、流行する時期は11月から1月が比較的に多いです。

最近のニュースでは8月に集団で食中毒にかかったことから、
「冬に流行る病気」と言い切れず、年間を通して注意が必要になります。

新型ノロウイルスに有効な予防方法

新型ノロウイルス、今までのノロウイルスともに感染経路は以下のようになっております。

・ウィルスに汚染された食品の摂取
・経口感染
・飛沫感染
・直接触って感染

上記のように、日常生活で簡単に感染してしまうのがやっかいなことです。

またノロウイルスの予防には手洗いやアルコール消毒では足りません。
今までのような、うがい手洗いでは十分に菌を落とすことができませんのでご注意を。

ぼーちゃん
もちろん、全く効果が無い!ということではありません!

ノロウイルスに有効な予防方法は、次亜塩素酸を使うこと。

キッチンハイターなどでは体に害がありますのでやめておきましょうね。

厚生労働省も認められている、次亜塩素酸でうがい手洗いをしましょう。
また、関西の救急車などでは次亜塩素酸をミスト噴射しているそうですよ!

新型ノロウイルス2015-2016の予防対策には市販薬の次亜塩素酸を使用したうがい手洗い、加湿器で殺菌しましょう!

2015.09.03

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