パソコンのほこりや汚れを放っておくと、故障の原因になります。そしてパソコンの寿命も短くなります。趣味に仕事に、そしてメールなどの通信や買い物など日々の生活を送る上でもパソコンはなくてはならないものです。そして比較的高価なので、そう簡単に買い換えるという訳にもいかないものでもあります。日々のお手入れや少しの手間が、予期せぬ大きな出費を防ぐことにつながります。
ここでは簡単なパソコンの仕組みとお手入れ方法を説明しています。「苦手!」と耳をふさいでしまう前にほんの少しだけおつきあいください。
1 パソコンのお手入れ
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お手入れの種類
パソコンのお手入れには2つあります。一つはパソコンの外側のお手入れで、もう一つはパソコン内部まで入りこんだほこりなどのお手入れです。ここでは、ノートパソコンやモニター一体型パソコンなどのケースの開けられないものとデスクトップ型パソコンだけれどケースを開けたことがない。開けるのが怖いという方のために、パソコンの外側のお手入れについて説明します。
お手入れの仕方
まず最初にパソコンの電源を必ず落とします。そしてパソコンにつないでいるコード類を全て外します。糸くずのでない柔らかい布をほんの少しだけ湿らせます(水分が絶対にパソコン内部に入らないように気をつけましょう)。ブロアーでケーブル類の差込口に風を送ってほこりを吹き飛ばしますブロアーは100円SHOPでも売っています。一つ持っていると精密機器のお手入れに幅広く使えて便利です。
一体型パソコンやデスクトップ型パソコンや一体型パソコンの凸凹の多い場所は掃除機であまり近づけないようにほこりを吸い取るか、柄付きのモップで払って取ります。そして周りや汚れの目立つところを布で丁寧に拭きます。
液晶画面はデリケートなので軽く触るようにして表面についたほこりや汚れを取ります。この時汚れなどの具合でごく薄く中性洗剤を溶かした水で湿らせて固く絞った布を使うこともできますが、決して洗剤を直接吹きかけるようなことはしないでください。液晶画面には液晶専用のクリーニングキットなども売られています。それを利用するのも良いでしょう。
内部にほこりが入らないためには外についている段階で食い止めなければなりません。こうしたお手入れを日常的にこまめにするように心がけましょう。
パソコン内部にほこりが溜まったとき
パソコンも他の家電製品と同じく電気を通しているうちに熱を持ちます。なので。パソコンの中にはファンが回っていて冷却しながら動いています。ほこりはその風の通り道を妨げてしまうので、そこで空気の流れがとまるとパソコンが熱を持ちやすくなり、故障の原因になり、ひいてはパソコンの寿命を縮めてしまいます。ですが、パソコンにはノート型、液晶モニターとの一体型など、ケースを開けられないものもありますし、「PCケースを開けるのは怖い」という人も多いです。もし「何度立ち上げ直してもパソコンから異音がする」などの症状があるなら、迷わずそのパソコンのメーカーのサポートに、もしくは家電量販店などのPCドックなど修理コーナーに連絡しましょう。
2 スマホやタブレットのお手入れ方法
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スマホやタブレットは液晶保護シートを貼っていても日頃手で触っているので手の脂や雑菌が沢山ついています。こんなとき保護シートを買う時についてくるクリーニングクロスで液晶画面を拭くだけでも汚れや雑菌を減らすことが出来ます。クリーニングクロスをハンカチのように持ち歩き、ハンカチと同じように洗濯する習慣をつけましょう。イヤホンジャックやUSB端子はパソコンと同じくブロアーでほこりや汚れを吹き飛ばしましょう。見えるゴミがあったら綿棒で取り出しましょう。その際は端子を傷つけないよう綿棒を強く押しこんだりしないように最新の注意を払ってください。ちなみに、精密機器のお手入れ用にスプレーで空気を吹き付けるエアダスターがありますが、パソコンやスマホ、タブレットのケーブル差込口などはデリケートなので、ブロアーを使うほうが安全です。
わからないのに無理をして壊してしまうよりも、わからないときはサポートや近くの家電量販店などのPCドックに相談することと、できる範囲のお手入れを日常的にすることをパソコンやスマホ、タブレットを長く使うために心がけましょう。