引越し先の市役所から「所得証明書」を出してくれ、なんて言われたことがありませんか?
「所得証明書?」初めて聞く言葉かもしれません。
この所得証明書、実は各市町村によって微妙に呼び方が変わります。「所得証明書」「所得・課税証明書」「収入証明書」。これらはすべてほぼ同一のもので、去年の所得・収入を証明するものになります。
源泉徴収票との違い
「あれ、去年の所得・収入を証明するのって源泉徴収票じゃなかった?」と思い浮かんだ人、あなたは鋭い!
その通り、源泉徴収票も去年の所得・収入を証明するものです。
ですが、源泉徴収票は働いている会社(雇用主)が発行するものである一方、所得証明書は「市町村」が発行するという大きな違いがあるんですね!
違いはもっとあります。源泉徴収票は働いている会社(雇用主)が発行するものであるため、複数の会社に勤めていれば、複数の源泉徴収票が出てきます。複数の会社に勤めている場合、正確な年収はすべての源泉徴収票をあわせた金額になるんです。源泉徴収票だけでは、その人が本当に全部の源泉徴収票を出しているか確認しようがないんですね。ですから、正確な年収を知るには、市町村が発行する所得証明書が必要になるんです。
所得証明書の取り寄せ方
一番簡単なのは、自分が住んでいる市町村の窓口に取りに行く方法です。
ですが、例えば、引越し先の市町村で、引越し前の市町村の所得証明書が必要になった時、市町村の窓口に取りに行くのは不可能だということもあるかと思います。
そんなときには郵送で取り寄せることもできます。
郵送で取り寄せるときには、各市町村で細かい違いもあるんですが、だいたい次のとおりです。
1.各市町村のホームページ上で請求用紙のPDFファイルか、WORDファイルが置いてあります。これをダウンロードして、必要事項を記入。
2.本人確認ができる証明書等の写し(運転免許証、パスポート、健康保険証等のコピー)と、手数料分の定額小為替、返信用封筒(返信先が記入してあり、返信用の切手を貼付した封筒)を同封した封筒を書く市町村の担当課宛に送付。
これであとは返信が届くのを待つだけです。
https://twitter.com/KEMONO_EL/status/632477412379373568
まとめ
もし去年の年収を証明する書類を求められたら、それが源泉徴収票なのか、所得証明書なのか、確かめてみましょう。
似たようなものでも、求められているものはまったく違います。余計な手間を増やさないためにも、しっかりと確認し、相手が望む書類を提出しましょう!
賃貸の契約に必要なもの 賃貸借契約をする場合、"印鑑""住民票""所得証明書""連帯保証人の印鑑""連帯保証人の所得証明書""連帯保証人の保証書"が必要です。
— エンジェルマーケットパートナーズ (@angel_partner11) August 14, 2015